舞台TRAMP

舞台TRAMP のD2版DVDを観ました。
わーっとなっているので、とりとめもなく気持ちの整理のための備忘録です。

TRAMPシリーズについて少し説明。
この作品は末満健一氏がライフワークとしている舞台である。
これまでに TRAMP、LILIUM、二輪咲き(LILIUM感謝祭)、SPECTER、グランギニョルマリーゴールドと公開されており、2019年で10周年を迎える。
アニバーサリーの今年、新作が公開される。
COCOON 月の翳り と COCOON 星ひとつ。
2作品が日替わりで上演されるのである。
それに伴い、「はじめての繭期」としてTRAMP、SPECTER、グランギニョルマリーゴールドyoutubeで四夜連続公開された。
私がこの作品を知ったのは、この四夜連続公開についてTwitterのトレンドに上がっていたから。この時に見ていればよかったんだけど、スルーしてしまい、四夜が終わったその翌日に、なんとなく調べてみたら面白そう! と思いDVDを購入することにしたのだ。ああ、もう少し前に興味を持っていればと後悔したのはいうまでもない……。

そういう経緯の果て、とりあえず、1作目を見てみようとTRAMPを購入に至りました。
以下、ネタバレがありますのでご注意ください。

 





正直言えば、1回目はそれほどはまらなかった。
私はネタバレ全然OKというか、むしろ話の筋書きを知ってからじっくり見たい派なのである程度内容を把握していたというのもあり、ほーん、くらいの感じだった。
というのも、どうにも引っ掛かる登場人物がいる。
ウルである。
確かに死ぬのは怖い。けれども、運命を受け入れているソフィが傍にいるので、どうしても比較してしまい、あそこまで切実に永遠の命に固執しているのが私の中では納得できなかった。
繭期の影響を受けているから錯乱も入っているのだと言われたら、そうか、と思わなくもないのだが、そうであっても、なんかしっくりこない。そのせいで全体的に納得感が薄く、あまり感情移入もなく、ほーん、という感じだったのだ。
だ、もので、もうシリーズの他のDVDを購入することはないなぁ。また無料公開されることがあったら見るかな、などと不届きなことを思っていた。
しかし、このシリーズは他の作品を見れば見るほどTRAMPの見方が変わるという前評判を聞いていたので、ネタバレは読んですっきりさせておこうとネタバレ記事を漁ったのである。
そこで私は、運命のネタバレに触れてしまったのである。


え? ウルってイニシアチブの影響受けてんの?
永遠の命を求める根底にそれがあるの? マジで?
自分の意思だけで求めていたわけではなく、そうせざるをえなかったの?
それだと全然話変わってくるんですけどー!
私が引っ掛かってたところ、めっちゃすっきりするのですけどー! 

ということが起きてしまって、もう一度TRAMP見なおしたら、もう駄目でした。
もう駄目、全部DVD買うしかない、とその日に購入しました。
ただ一部が在庫切れ状況になっており、マリーゴールド、LILIUMの順番で届く。SPECTERとグランギニョルはいつくるかわからない。
このシリーズはどれから見てもよいそうなのですが、公開順に見たかったなぁと思うが、我慢できないので届いたらすぐに見てしまうだろう……。
そして、私はこれまでネタバレOKのスタンスで生きてきたが、生まれて初めて何も知らずに見て衝撃を受けたかったと思った。ネタバレ読まなかったらはまらなかったのだけれど、はまってしまったら何も知らずに見たいと思う。切ない話だ。
ちなみにその後も、結構なネタバレを懲りずに踏んでしまった。
もうやめておこう。

あと、COCOONの追加公演が決定されていて、月の翳りも星ひとつもチケットが取れた!! こちらはHPにもあらすじの公開がない状態なので、まっさらな気持ちで見てこようと思う。TRAMPシリーズ初のネタバレなし観劇である。

本日、マリーゴールドが届くので、まずはそれから。